IT業界のエンジニアとして働いている場合、より好条件の職場で働くために転職することが少なくありません。その際の悩みとして挙がりやすいのが、履歴書の書き方です。書き方によっては転職先に自分の持つスキルなどを明らかにできず、不利に働いてしまうケースがあります。特にエンジニアは仕事内容が幅広いことも多いため、詳細情報を盛り込んだ形での自己アピールが必要です。詳細情報としては、保有する専門知識や資格、これまでの経歴などが挙げられるでしょう。こうした詳細情報は事前にしっかりと取捨選択し、記載する事項をまとめ上げることが欠かせません。保有する専門知識や資格は職務経歴書と合わせて内容を精査することによって、転職先に伝えやすい形に仕上げることが可能です。

さらに、職場での功績を含めた経歴を示すことで、エンジニアとしての実力をしっかりとアピールできます。功績の詳細は職務経歴書へ記載することになるので、履歴書の記載はシンプルに仕上げることを心がけましょう。そして、両方の書類の記載に齟齬が生まれないようすること、志望動機の内容に注意することも大切です。志望動機には、経験力を生かしてキャリア形成を行っていきたいという旨を記載することになるでしょう。同時に、転職先が取り扱う専門分野との兼ね合いも説得的に記載します。このように、エンジニアの場合は仕事内容の幅広さに対するデメリットがあることを理解したうえで、履歴書を書いていくことが重要です。